こんにちは、ぴんちょすです。
今回は沼津にまつわるお菓子の話題。
雅心苑から新発売された、沼津を愛した歌人、若山牧水にちなんだパイ菓子「幾山河(いくやまかわ)」を食べてみました!
2020年10月10日に、沼津のお菓子屋さん「雅心苑」さんから新発売されたお菓子「幾山河(いくやまかわ)」。
「幾山河」という名前は、沼津と千本松原を愛した歌人・若山牧水の短歌「幾山河 こえさりゆかば 寂しさの はてなむ國ぞ けふも旅ゆく」にちなんでいるそう。
明治18年(1885年)、宮崎県東臼杵郡東郷村に生まれる。
文学を志し早稲田大学在学中から作歌、執筆活動に入る。
第三歌集『別離』、歌集『山桜の花』などを発表。
大正9年(1920年)、沼津の風土、とりわけ千本松原の景観に魅せられ、一家をあげて沼津へ移住。昭和3年(1928年)、43歳の若さで亡くなるまでの間、沼津の自然を愛し雑誌『詩歌時代』など精力的に出版活動を展開するかたわら、千本松原の 伐採反対運動の先頭に立つ。
喜志子夫人と共に千本山乗運寺に永眠。
沼津市公式サイトより
宮崎に生まれた若山牧水は沼津の風土と千本松原の景観に惚れ込み、一家で沼津に移住。
牧水が愛した千本松原の千本浜公園には、「幾山河〜」の歌が刻まれた歌碑が立てられています。
牧水の愛した千本松原の風景。
波音を感じながら、千本松原と富士山を眺めながら歩くのも素敵。惚れ込むのもうなづける風景です。
そんな千本松原と若山牧水にちなんだお菓子「幾山河」。
実際に買ってみました。
先日、下香貫にある雅心苑さんのお店「リヴァージュ洋菓子店」さんに行った時にゲット。
駿河湾と千本松原、富士山をイメージしたという緑色が鮮やかなパッケージ。
お値段は税込180円です。
国産小麦を使ったパイ生地の中には、沼津産の抹茶を使った抹茶あんがたっぷり。
しっかり厚めでサクッとしたパイ生地からは豊かなバターの香り。
中のあんは甘さ控えめであっさりしつつ、ほんのりと香る抹茶の香り。
上品なお味で、コーヒーや紅茶、はたまた緑茶と一緒に、ティータイムに味わいたい素敵なお菓子でした!
「幾山河」は、沼津の自然を愛した牧水の歌をイメージして、沼津産の抹茶を使った餡を国産小麦のパイで包んで焼き上げたパイまんじゅうです。松の樹皮を思わせるこんがり焼いたパイ生地の中に現れる、抹茶餡は松葉の緑を思わせます。
雅心苑公式サイトより
ちょっとしたお手土産やお土産物にもちょうどいい感じ。
沼津を愛した歌人・若山牧水や、彼が愛した千本松原に思いを馳せながら、のんびりティータイム、楽しめました!
ごちそうさまでした!