こんにちは、静岡県沼津市在住ブロガー、ぴんちょす(@pinchoss)です。
沼津市戸田地区にある「松城家住宅(まつしろけじゅうたく)」。
江戸時代から廻船業で財を成したという松城家の住宅として明治時代に建てられた建築で、国の重要文化財にも指定されているもの。
その松城家住宅の保存修理工事が完了し、2022年11月3日から一般公開がスタートしたとのこと!
というわけで今回やってきたのは沼津市戸田にある「松城家住宅」。
このほど修理工事が完了して一般公開にがスタート。
ここ戸田の地で廻船業を営んでいた「松城家」の住宅として明治時代に建てられたもので、いまでは主屋や文庫蔵、土蔵など7つの建物や構築物が公開されています。
この主屋の建築がすごく独特で。
1階部分は一般的な和風建築ですが、2階部分が洋風建築の様式で建てられています。
この和風建築と洋風建築とがミックスされたような建築、「擬洋風(ぎようふう)建築」と呼ばれるものだそう。
幕末時代から明治初期のわずかな期間の間だけに建てられた、西洋文化が日本に入り始めた頃の独特な雰囲気を感じられるたいへん貴重なものとのこと。
建物の中も保存修理が済んでいて、実際に中に入って見学することができました。
1階部分は外装同様に純和風、といった感じの畳敷きの内装です。
ですが階段を上って2階に上がると雰囲気が一変。
足元は畳敷きですが、その上にはイスとテーブル、ガラス窓にバルコニー…と内外装も西洋風になっていて、和の雰囲気と洋の雰囲気が入り混じったような感じです。
江戸時代が終わり、西洋文化を受け入れ始めた当時の日本の独特な雰囲気をそのままに感じられるような気がします。
ということで今回は沼津市戸田「松城家住宅」を訪れてみました!
主屋のほかにも、当時の暮らしぶりを感じられるような土蔵などの建物を実際に見ることができます。
なんだか明治時代にタイムスリップしたような不思議な雰囲気。
沼津市街地からはちょっと距離はありますが、ぜひ実際に訪れて、独特の雰囲気を体験してみてほしいスポットです!