こんにちは、静岡県沼津市在住ブロガー、ぴんちょす(@pinchoss0817)です。
今回は沼津の夏の一大イベント「沼津夏まつり」、その前夜に行われた「狩野川灯ろう流し」の話題。
実際に僕も灯ろう流しに参加してきたので、その様子を交えてご紹介します!
というわけで今回の話題は、7月25日(金)に行われた「狩野川灯ろう流し」。
7月26日・27日の2日間にわたって行われた「沼津夏まつり」の前夜の催しとして行われるもので、かねてから市街地にも夏まつりと並んで灯ろう流しのポスターもたくさん掲示されていました。
以前からこの催しは僕もよく見に行っていましたが、沼津市出身でご先祖様も沼津の方のためのもの、というイメージを勝手に抱いていて、ずっと見るだけだったところ。
催しの運営の方から「市外出身の方にも気軽に参加してほしい」とのことでお話をいただき、今回僕も参加してきました。
灯ろう流しが行われたのは、沼津市街地の狩野川河川敷、左岸側の御成橋近くのあたりです。
灯ろうの受付販売は18:00から、灯ろう流しは19:00からのスタート。
僕たちが到着したのは19時過ぎごろ、すでに多くの人が受付の列に並んでいました。
受付では供養する方の戒名または俗名(なまえ)を用紙へのメモで伝え、沼津市仏教会の僧侶の方に灯ろうへの記名をしていただきます。
もともとは1958年に発生し大きな被害を出した狩野川台風の被災者を追悼するために始まった催しで、亡くなった方への祈りを灯ろうに込めて狩野川に流していくというもの。
ですが今では台風や水難の被災者だけではなく、亡くなった友人知人やご先祖さまに思いを致す場として市内外の人にも気軽に参加してほしい、とのことです。
僕たちも今回は自分たちの家の「先祖代々」として記名をお願いしました。
順番になると、ひとつひとつ丁寧に、ゆっくりと狩野川の水面に灯ろうが浮かべられていきます。
ゆったりとした時間と厳かな御詠歌の響きの中、自分たちの大切な人たちにしばし思いを致す時間です。
川面に浮かぶ灯ろうの優しい光はなんとも幻想的。
水面に映る街の灯りと、穏やかに光る灯ろうの灯りが交じり合って彩られるこの空間は、大きなにぎわいを見せるお祭りの前夜にスッと心を落ち着けてくれるようです。
そして翌日・翌々日の7月26日・27日はいよいよ沼津夏まつりの当日!
自分たちの大切な人に静かに思いを致す時間も大切なもの、一方で楽しいお祭りを全力で楽しむのも大切なもの。
美味しい屋台グルメにお神輿やシャギリ、クライマックスの狩野川花火大会…こちらもたっぷり楽しんできたのでその様子はまた改めて!
というわけで今回は、7月25日(金)に行われた「狩野川灯ろう流し」の話題でした。
狩野川台風の被災者供養にルーツを持ち、亡くなった方に静かに想いを致す大切な時間。
参加しようかどうか迷っていた…という方はぜひ来年参加してみては。
ではまた!