こんにちは、静岡県沼津市在住ブロガー、ぴんちょす(@pinchoss0817)です。
今回は街歩きがちょっと楽しくなるアートの話題。
沼津の商店街に新しく登場、地元高校生がデザインしてことし2025年3月に完成した壁アート作品を深掘りしてみました!
というわけで今回やってきたのは沼津駅南口エリア、南北にのびる大通り沿いの「沼津あげつち商店街」。
沼津駅南口からは徒歩10分ほど、昔ながらの雰囲気と新しいお店が同居する活気ある商店街です。
この商店街のビルの壁に、ことし2025年の3月にお披露目されたのが「壁アート2025」と題されたアート作品。
場所としてはちょうどお食事処「浜忠」さんの南側のビルの北側に当たる場所。
作品の中には沼津の花火や沼津城、きつねの嫁入り行列など沼津の文化が色鮮やかに描かれています。
今回はそんな壁アートを訪れながら、沼津あげつち商店街「つじ写真館」さんの峯知美さんにアートについての詳しいお話を伺いました。
あげつち商店街をはじめ、市内の商店街では近年、老朽化などで取り壊しになるビルが増えています。
取り壊されたビルの跡地は新しいビルが建たずに駐車場になることが多く、それまで見えなかったビルの壁面が見えるようになってしまいました。
まっさらの壁面がむき出しになっている姿を味気ないと思う意見も、商店街の内外から上がっていたとのこと。
しだいにその壁をキャンバスに見立てて、街を彩るアート作品を描こうという動きが生まれ始めました。
そんな動きの中で2022年に完成したのが、本町にある「安田屋ビル」壁面のアート。
壁一面を大きく使ったアートには、富士山と千本松原、沼津駅や沼津港大型展望水門「びゅうお」といった沼津の名所が色鮮やかに描かれています。
さらに、お茶畑やみかん、ひものといった名産品も描かれていて沼津の魅力が盛りだくさん、といった雰囲気。
それに続く第2弾の壁アートがこのほど完成し、2025年3月に登場しました。
このアートは地元沼津の高校、沼津中央高校美術部のみなさんが街について勉強を重ね、その思いを込めてデザインしてくれたものだそう。
アートの中には、沼津夏まつりで打ち上げられる花火や、沼津市の花である「はまゆう」などが色とりどりに描かれています。
真ん中のアーチ状に描かれたはまゆうの花は、御成橋の形をかたどったものだそう。
かつて存在し、今ではなくなってしまったお城「沼津城」をアートの中でモチーフとして描いてくれる、というのも街について深く勉強してくれたことをうかがわせてくれます。
その中央には、かつて開催されていた行事「きつねの嫁入り行列」をモチーフにした女の子のイラスト。
9人並んだ女の子は「ラブライブ!サンシャイン!!」の主人公グループ「Aqours(アクア)」がモデルになっています。
街の人や地元の高校生にも作品が沼津の文化として受け入れられている姿に、胸が熱くなるファンも多いとのこと!
というわけで今回は、今年2025年3月に商店街に登場した「壁アート2025」の話題でした!
地元高校生がデザインして思いが詰まった壁アートは、街に新しい彩りを加えてくれます。
人気アニメのキャラクターもモデルとして描かれた、聖地巡礼で訪れるファンにも必見のアートです!
ではまた!